カモにならない[賃貸編]
今日は賃貸契約で失敗しない方法について書いていきたいと思います。
近々引っ越すことになり、実際に仲介業者を通して物件を探しているのですが、ぼったくろうとする業者が多く業界の闇をとても感じました。
実際に実体験として気をつけなけばいけない点がいくつかあったので具体的に下記について説明していきたいと思います。
- 仲介手数料
- 火災保険・家財保険
- その他(クリーニング代など)
1)仲介手数料
宅建業法46条(報酬)の記載によると仲介業者がとっていい手数料は家主と入居者合わせて家賃の1ヶ月分までと法律で定められています。
おそらく大半の仲介業者が成果報酬として、家主から仲介手数料を0.5~1ヶ月分とっているのにも関わらず、平気で借り主にも1ヶ月分を請求してきます。
私も少し前までは1ヶ月分が相場、仲介業者の飯の種として当たり前だと思っていたので多くの方が疑う事なく払ってしまっているかもれません。
最近は0.5ヶ月~無料が普通になってきているので1ヶ月分を請求された場合は、その業者はぼったくろうとしている可能性があります。
2)火災保険・家財保険
こちらも最近は2年で2万円の火災・家財保険を強制加入のケースが増えているようです。
しかし、火災保険は物件の持ち主である家主が必ず加入しているので、本来借り主は入る義務はありません。
まずは、仲介業者に火災保険は家主が必ず加入しているので不要だと思わるが加入は必須か?を確認してみてください。
もし加入が条件の場合は、保険に自身で任意加入でもよいか確認してみてください。証明書を出せばOKを出してくれる場合が多いようです。
自分で加入すれば年間2500円程度で済みますので浮かせる事ができます。
3)その他(クリーニング・消毒・鍵交換代など)
仲介業者がとっていい手数料は家主と入居者合わせて家賃の1ヶ月分までという法律の穴をすり抜けようと、クリーニング代や消毒代、鍵の交換費用などあれやこれやと上乗せ請求してくるケースがあります。
ひどいケースでは、書類印刷代なども入れてくる場合もあるようです。
不要または自身でやるで断れるケースがいくつかあるので、確認してみましょう。
最後に、見積もりが正当かどうかを一気に見抜く方法を紹介します。
それは、数社から相見積をもらうです。
物件は管理会社やその地域の仲介業者しか扱えないというイメージがありますが、実はどの業者も基本的には取り扱うことができます。※例外として専有物件の場合もあります
SUUMOやホームズなどの賃貸紹介サイトなどの掲載ページから仲介業者数社に初期費用の見積もりを依頼しましょう。
そうする事で仲介手数料をごまかしてくる業者を見分ける事ができます。
例えば、A社は仲介手数料が1ヶ月分なのに、B社は仲介手数料が0.5ヶ月分という具合です。
家主が仲介業者ごとに仲介手数料を変更しているとは考えずらいのでおそらくA社は最低でも1.5ヶ月分は取ろうとしているということに気がつけます。
また、A社には入っていない請求項目や条件などがB社の見積もりには記載されているなんてこともザラにあります。
このように複数社見積もりを取ることでカモられるのを回避する事ができます。
このように不動産や工事など、情報がクローズドな業界では、知らない人がカモにされてぼったくられる事が常習的に行われています。
大切な資金を守る為、しっかりと事前に知識をつけてカモられないようにしましょう。