借金は悪か
今日は借金について考えていきたいと思います。
みなさんは借金についてどのようなイメージがありますか?
メディアやドラマの影響からか借金をする人が破産や一家離散、借金の取り立てに合うシーンを目にすることで”お金を借りる=悪”という認識を持つ方は多いと思います。
確かに返せる見込みもない借金はよくありません。しかし、家を買うときに住宅ローンを利用するのは一般的ですし、企業は事業の拡大をする際にお金を借りるので、必ずしも借金が悪いとは言えないと思います。
借金はだらしないから作ってしまう。というイメージを持つ方も多いと思います。
さて、ここで借金を抱えた男2人を比べてみたいと思います。
- 2億円の借金を抱えた男
- 100万円の借金を抱えた男
どちらが将来、経済的成功を収める可能性が高いでしょうか?
答えは2億円の借金を抱えた男です。
ですが2億円の借金を抱えられるという事は、その男に2億円の返済ができる収益の源泉(給与やスキル)、または資産を所持しているということです。
銀行に借金をしたことがある方ならお分かりいただけると思いますが、借金には実績や信用が必要なのです。
大きく借金をすることができる人はそれ相応の器があるということです。事業や投資で大きく成功する方は借金を上手に使える方が多いです。
次に借金が持つ罠についても触れていきたいと思います。
それは、借りたお金を自分のお金に錯覚してしまうことです。
銀行口座に入金されると自分のお金と借金は同じ金額という数字として扱われます。それが自分のお金として勘違いをしてしまい、つい気が緩んでしまいます。
株の信用取引やFXのレバレッジも同様に、持ち金より多く資金を手軽に使え、あたかも自分の資金であるかのように錯覚してしまう人が多いので注意が必要です。
このように借金は使う人によって善にも悪にもなりえます。計画的に使えば資産を大きく増やすことができますので返済、残債の管理をしっかり行い上手に借金と付き合いましょう。